発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004164380
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著者等は,全く新しいアプローチとして,胸腹部大動脈瘤(TAAA)手術においてカラードプラを用いて肋間動脈を同定し,ドプラエコーで測定した血流速度を参考に再建或いは温存する肋間動脈を選択している.エコーによる肋間動脈血流速度測定は脊髄血行という動的システムをリアルタイムで機能的に評価し,術中の脊髄虚血を防止できる可能性がある.実際の手術における脊髄保護は「集学的」に行うべきであり,肋間動脈再建,distal perfusion,CSFD,低体温を組み合わせている
©Nankodo Co., Ltd., 2004