日本看護診断学会第6回学術大会報告 高齢社会でHUBとしてはたらく看護診断
【シンポジウム・1】
助産領域における看護診断
菊地 敦子
1
Atsuko Kikuchi
1
1慶應義塾大学病院
1Keio University Hospital
pp.72-73
発行日 2001年3月15日
Published Date 2001/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100082
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はじめに
看護診断は,いかに質の高いケアを提供できるか,個別性を重視した看護が展開できるかの鍵を握るものである.本来助産領域は,ライフサイクルにおける妊娠,出産,育児の正常プロセスにかかわる.対象者は健康であり,健康維持増進,発達課題の達成,役割機能の獲得を目標としている.そこでは,ウェルネス型看護診断が有効であると考える.しかし,NANDAにおいても助産領域における正常なプロセスのためのウェルネス型看護診断は,きわめて数が少ないのが現状である.
今回,当院の現状を述べ,助産領域におけるウェルネス型看護診断の方向性を考える機会にしたいと考える.
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