日本看護診断学会第6回学術大会報告 高齢社会でHUBとしてはたらく看護診断
【シンポジウム・1】
精神看護領域における看護診断―その適用と課題
神郡 博
1
Hiroshi Kamigori
1
1福井県立大学
1Fukui Prefectural University
pp.70-71
発行日 2001年3月15日
Published Date 2001/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100081
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はじめに
精神看護領域の看護診断の第一の課題は,対象からの情報把握と看護診断名の適用にある.これは,情報収集とアセスメントに属する看護診断共通の課題であるが,精神看護領域では特に重要である.その理由は,精神の健康問題が多様な要素の複雑な形の反応として表現されることと,多くの対象者がそれを自分の健康問題として自覚し,他者の援助を求めようとしないことにある.本稿では,その辺の事情を詳しく例を挙げて説明したい.
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