特別寄稿
マタニティ診断の開発とガイドブック出版にあたって
青木 康子
1,2
,
片山 美都子
1
,
菊地 敦子
1,3
,
熊澤 美奈好
1,4
,
小山 厚子
1,5
,
齋藤 益子
1,6
,
関島 英子
1,6
,
濱嵜 真由美
1
,
山崎 トヨ
1,7
,
横尾 真理子
1
1日本助産診断・実践研究会
2桐生短期大学
3慶應義塾大学病院
4亀田医療技術専門学校助産学科
5三楽病院
6東邦大学医学部看護学科
7埼玉医科大学短期大学母子看護学専攻
pp.931,984-989
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100857
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開発の動機
平成元年,助産婦教育課程が改定され,科目の1つとして「助産診断学」が設けられました。どのように対応すべきかについて,東京都および近県助産婦教育機関教務主任会で検討,M・ゴードンの機能的健康パターンを参考に,診断類型および診断名を考案しましたが,助産婦教育上はともかくとして,実際に活用するには,いま1つしっくりしない違和感がありました。
平成9年の助産婦教育課程の改正では,科目名が「助産診断・技術学」となりましたが,それを機に,日本助産診断・実践研究会を発足させ,当時,ブームになりつつあった看護診断や明治以来の開業助産師がもっていた助産診断を参考に,NANDAのいうウェルネス型看護診断に位置づけてマタニティサイクル,セクシャルライフサイクル,ファミリーライフサイクルに適応する診断類型と診断名,診断指標を開発することとしました。
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