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特集 サルコペニアに対するリハビリテーション医療
4 サルコペニアと摂食嚥下障害
Dysphagia Related with Sarcopenia
柴田 斉子
1
Seiko Shibata
1
1藤田医科大学医学部リハビリテーション医学Ⅰ講座
キーワード:
サルコペニア
,
嚥下障害
,
筋力増強
,
栄養
,
リハビリテーション治療
Keyword:
サルコペニア
,
嚥下障害
,
筋力増強
,
栄養
,
リハビリテーション治療
pp.621-626
発行日 2021年6月18日
Published Date 2021/6/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 サルコペニアは筋肉量減少を意味する語として提案され,生命予後とも関連することから注目を集め,その後,筋力低下や身体機能低下を含めて診断基準が改定されてきている.サルコペニアは摂食嚥下障害の独立した因子であることが報告されており,高齢社会ではその対応が重要となる.高齢者の嚥下障害には,多くの疾患や薬剤,栄養障害や廃用が複雑に絡み合っているが,「サルコペニアの嚥下障害」は,全身と嚥下筋のサルコペニアによって生じる嚥下障害と定義され,全身のサルコペニアがあることが診断の必要条件となっている.サルコペニアの嚥下障害の治療は,原疾患の治療に加え,栄養を確保したうえでの運動(筋力増強)がポイントである.
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