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特集 サルコペニアに対するリハビリテーション医療
5 サルコペニア肥満
Sarcopenic Obesity
若林 秀隆
1
Hidetaka Wakabayashi
1
1東京女子医科大学大学院医学研究科リハビリテーション科学分野
キーワード:
定義
,
診断基準
,
攻めの栄養療法
,
ケアプロセス
,
ゴール設定
Keyword:
定義
,
診断基準
,
攻めの栄養療法
,
ケアプロセス
,
ゴール設定
pp.627-632
発行日 2021年6月18日
Published Date 2021/6/18
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- 参考文献 Reference
要旨 サルコペニア肥満とは,サルコペニアと肥満を合併した病態である.サルコペニア肥満に関する論文は多数あるが,現時点で統一した定義,診断基準,カットオフ値は存在しない.欧州と日本で現在,検討中である.回復期リハビリテーション病棟では,サルコペニアと体脂肪率で診断したサルコペニア肥満が,ADL自立度や自宅退院率と関連するため,その評価と対応が重要である.運動療法ではレジスタンストレーニングと持久性トレーニングが重要である.栄養療法では栄養のゴールを設定して,1日エネルギー必要量=1日エネルギー消費量−1日エネルギー蓄積量とした攻めの栄養療法が重要であり,ケアプロセスを活用すべきである.
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