The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 61巻3号 (2024年3月発行)

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巻頭言

校正の難しさ美津島　隆 61巻3号 , 2024年3月 , pp.147

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　私は現在，教材作成委員会と会則検討委員会の統括担当理事を拝命しておりますが，これらの仕事をしていると，用語の使用の重要さ，難しさを思い知らされます．特にテキスト作成の編集作業を行っていると，校正の際に判断の難しい例によくぶつかります．「例えば」「良い」などと漢字表記にするか，「たとえば」「よい」とひらがな表記にするか，判断に迷います．また，助詞，送り仮名の使い方にも気を使います．日本語表記については各出版社の取り決めに準拠していくことになるのですが，必ずしも統一されているとは限りません．

　最近，ある会則の検討中に条文の中で「中傷・誹謗」とあり，今は「誹謗中傷」が普通ではないかとの指摘がありました．至極もっともな指摘でしたが，「中傷」も「誹謗」も独立して意味をもつ単語であり，「中傷・誹謗」と列記して用いることも間違いではないことから，訂正の必要がないという結論に至りました．

特集　骨粗鬆症リエゾンサービス（OLS）

扉 61巻3号 , 2024年3月 , pp.148

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　脆弱性骨折後の二次骨折予防を目的として，骨粗鬆症の治療開始と，治療継続の向上に取り組む骨折リエゾンサービス（FLS），さらに，骨粗鬆症に伴う一次骨折予防も含めた骨粗鬆症リエゾンサービス（OLS）には，多職種協働と地域連携が重要である．2022年度の診療報酬改定で，大腿骨近位部骨折に対するFLSの評価が新設され，FLSやOLSの有用性が認められたといえるが，まだまだ課題も多い．OLSに対する理解を深め，骨粗鬆症に伴う脆弱性骨折の予防に対するリハビリテーション診療に役立つ特集となることを願っている．

▷ 担当：原　仁美，企画：国内誌編集委員会

1 脆弱性骨折予防に対する骨粗鬆症リエゾンサービス（OLS^®）の役割萩野　浩 61巻3号 , 2024年3月 , pp.149-153

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要旨　OLS^®は日本骨粗鬆症学会が策定・定義した名称で，二次性骨折予防に加えて，診療所や地域での一次性骨折予防もその活動に包含する．OLS^®の役割を担う，骨粗鬆症に関する知識を有する骨粗鬆症マネージャーの認定制度が2015年に開始された．一次性骨折予防での課題は骨粗鬆症治療率と治療継続率が低い点であり，二次性骨折予防での課題は実施率が低い点である．OLS^®はこれらの課題を解決するために急性期病院で骨折治療後のFLSに携わるほかに，診療所では骨粗鬆症治療薬の服薬指導・継続率の改善を，地域では骨粗鬆症の啓発・指導を骨粗鬆症マネージャーが実施する．

2 骨粗鬆症の薬剤治療とOLSの役割山本　智章 61巻3号 , 2024年3月 , pp.154-160

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要旨　FLSは多職種連携によるチーム医療であり，骨折リスクの高い高齢者の特定から評価，治療の開始と継続まで，病院から地域に広がる骨折患者の継続的な管理を行い，二次性骨折を最小限にするための医療システムである．OLSはさらに骨粗鬆症の予防や治療の教育や啓発など広範囲に骨粗鬆症診療に貢献することが期待されている．薬剤治療は骨折予防の基本的介入方法であり，医療側が各薬剤の特徴を理解し，適正な薬剤選択とモニタリングを行うことが必要である．

3 基幹病院におけるOLSの構築と拡大本田　透 61巻3号 , 2024年3月 , pp.161-169

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要旨　骨粗鬆症は，適切な治療により状態改善を期待できる疾患である．骨折の危険性が軽減され，また，患者が活動レベルを高く保つことは，併存する生活習慣病やがんの病状にも好影響を与える可能性がある．骨粗鬆症リエゾンサービス（OLS）は主に整形外科の患者を対象に展開されてきたが，基幹病院の高齢入院患者に骨粗鬆症の増悪因子となる生活習慣病があり，既存椎体骨折をもつものも多い．近年，骨粗鬆症の治療対象患者の選定のためのOLSや骨粗鬆症の増悪因子に注目したOLSが始まっている．基幹病院の各部署で患者の特性に応じたOLSが展開され，対象となった大勢の患者の治療が地域の治療体制で引き継がれる態勢づくりを検討したい．

4 急性期病院のFLSと地域医療のOLSとの連携福田　文雄 61巻3号 , 2024年3月 , pp.170-174

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要旨　急性期で骨折リエゾンサービス（fracture liaison service：FLS）が始まり，そこから回復期や維持期で骨粗鬆症リエゾンサービス（osteoporosis liaison service：OLS）に連携が行われることが理想である．急性期病院では，手術が終わったら多職種の専門職へ「タスクシフト」を行い，FLSコーディネーターを中心に周術期管理を行い，その中の一部として二次性骨折予防の「治療開始」を行う．その後は，OLSマネジャーを窓口に回復期リハビリテーション病院や維持期のかかりつけ医で「治療継続」を行い，それぞれの医療機関の機能的役割分化を行うことが理想である．

5 OLSの地域連携黒川　正夫 , 小西　佑弥 , 木村　孝 61巻3号 , 2024年3月 , pp.175-181

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要旨　二次性骨折予防継続管理のための急性期病院→回復期病院→かかりつけ医のスキームの中で，かかりつけ医（特に内科医）の施設認定申請が少ないことが明らかになった．かかりつけ医の施設認定申請を促進し，申請にあたって処方箋薬局の薬剤師をはじめ，診療所スタッフの骨粗鬆症やOLS/FLSに関する研修・啓蒙の支援が必要である．

骨折のない骨粗鬆症（一次性骨折予防）の特定には骨粗鬆症検診やFRAXなどが有用で，OLSの役割が重要である．骨粗鬆症検診は検診率の向上に加えて，一次検診から二次検診につなげるシステムが重要で，検診施設とかかりつけ医の連携が必須であり，OLS活動が患者，医歯薬連携，施設などの橋渡し役となることが期待される．

6 診療所・クリニックからみたOLS—地域医療連携と二次骨折継続予防の現状と課題寺本　隆 , 松田　徹也 , 草野　大樹 , 小林　和克 , 佐藤　公治 61巻3号 , 2024年3月 , pp.182-189

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要旨　急速な高齢化に伴い，骨粗鬆症に伴う転倒・骨折が深刻な問題となってきており，脆弱性骨折の防止を目的に骨粗鬆症リエゾンサービス（OLS）が日本骨粗鬆症学会を中心として行われている．当院は八事整形医療連携会とともに，これまで20年以上にわたり診療所としてさまざまな転倒，骨折，骨粗鬆症予防の地域医療連携活動や活動の支援を行ってきた．

施設単独で地域でのOLS活動を継続していくことは大変な労力で，特に予防活動に関しては診療所のOLSの難しさを実感している．

診療所としてのOLSは，骨粗鬆症治療を中心にスタッフに無理のないレベルで施設独自の予防活動を行いながら，多施設連携での地域医療連携活動に積極的に参加協力し，地域で医療を守る一員として継続していくのが望ましいと考えられた．

7 OLSにおける理学療法士の役割加藤木　丈英 , 小谷　俊明 , 岸田　俊二 , 飯島　靖 , 藤井　隆之 61巻3号 , 2024年3月 , pp.190-196

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要旨　骨粗鬆症リエゾンサービス（osteoporosis liaison services：OLS）における理学療法士の役割とは，適切な運動療法により骨折の誘因となる転倒リスクを低減させ骨折自体を予防することである．病院では，骨折二次予防に携わることがほとんどであるが，診療所や施設では骨折一次予防に携わることも多くある．われわれ理学療法士は身体機能ばかりに注視しているわけではなく，環境調整や生活指導も重要な視点としている．

また，OLSチーム内での理学療法士は，協働と相互理解を得る必要性に対する認識の高さによりチームリーダーを務める場合が多く，理学療法士の能力を発揮できる場が増えてきている．

8 医療経済と骨折リエゾンサービス森𦚰　健介 61巻3号 , 2024年3月 , pp.197-202

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要旨　近年，先進諸国は，人口の高齢化や医療技術の高度化を背景に医療費膨張の問題に直面している．これに伴い，保険償還の可否判断や価格設定などの医療政策上の意思決定において，有効性・安全性だけでなく費用対効果も勘案する必要性が高まっている．骨折リエゾンサービス（FLS）の費用効果分析は日本を含むさまざまな国で実施されており，費用対効果に優れる，あるいは，費用を節約できることが報告されている．わが国でも費用対効果評価の本格的導入が始まり，FLSを含む多様な介入について日本の公的医療の立場から費用効果分析を行う必要があり，当局・医療機関・大学・研究機関の協働が重要となる．

教育講座

神経可塑性を誘導するリハビリテーション治療藤原　俊之 61巻3号 , 2024年3月 , pp.203-208

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はじめに

　脳血管障害患者のリハビリテーション治療において，機能回復には神経可塑性が重要な役割を担っている．近年さまざまなneuromodulation手法により，さらなる機能回復が可能となり，その機序として神経可塑性が挙げられている．しかしながら，多くの研究では機能回復の機序について神経可塑性ということを考察で述べているが，実際に神経の可塑的変化を機能画像や，神経生理学的に検討している研究は少ない．特に神経生理学的に脳だけでなく脊髄における神経可塑性を検討している研究は少ないのが現状である．

　脳卒中の機能回復においては，脳における機能再構築だけでなく，脊髄レベルでの脊髄介在ニューロンの可塑的変化が重要である¹⁾．本稿では，われわれの知見をもとに，それぞれのneuromodulationによる機能回復が脳，脊髄における神経可塑性にどのように関連しているのかを概説する．

症例報告

閉じ込め症候群を呈した浸透圧性脱髄症候群に対するリハビリテーション治療の経験土井　あかね , 冨岡　正雄 , 佐浦　隆一 , 木村　文治 , 太田　真 , 細川　隆史 61巻3号 , 2024年3月 , pp.209-215

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はじめに

　浸透圧性脱髄症候群（osmotic demyelination syndrome：ODS）は，電解質異常やその急速な補正などにより，仮性球麻痺，四肢麻痺，意識障害などが生じる病態であり，閉じ込め症候群を呈することもある．確立された治療法はなく，ステロイドパルス療法や血漿交換療法などの対症療法を実施するが，33〜55 ％に機能障害が残存すると報告されている．そのため，早期から病状に合わせた適切なリハビリテーション治療を実施し，二次障害を予防することが重要である．

　症例は47歳男性で，低ナトリウム（Na）血症を契機にODSを発症し，一時閉じ込め症候群を呈した．ステロイドパルス療法の後，急性期から各フェーズにおいて目標を設定したリハビリテーション治療を実施し，発症1年後には後遺症を遺さず，社会復帰できた．文献的考察を含め報告する．

　本症例報告に際し，患者本人および家族に書面にて説明を行い，同意を得た．

異所性骨化を合併しリハビリテーション治療と薬物治療で屋内歩行自立となった重症COVID-19の1例横川　ゆき , 奥田　聡 , 林　悠太 , 金子　真理子 , 饗場　郁子 , 犬飼　晃 61巻3号 , 2024年3月 , pp.216-222

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はじめに

　新型コロナウイルス（severe acute respiratory syndrome coronavirus 2：SARS-CoV-2）は，全世界に拡散し，医療体制，経済活動，社会生活に多大な影響を与え，多くの感染者や死亡者をもたらしている．このような状況において，新型コロナウイルス感染症（coronavirus disease 2019：COVID-19）に伴うさまざまな合併症や後遺症が報告されている．合併症としては急性呼吸窮迫症候群，心筋炎，肺塞栓症，脳梗塞などで，後遺症としては息切れ，記憶障害，味覚障害，嗅覚障害，脱毛，筋力低下，倦怠感，抑うつなどが報告されている¹⁾．また，軽症例では日常生活動作（activities of daily living：ADL）に障害を残さず軽快する場合が多いが，酸素投与が必要な中等症例，人工呼吸器装着や体外式膜型人工肺（extracorporeal membrane oxygenation：ECMO）治療が必要な重症例では，身体活動が制限されることで，後遺症として体幹や四肢の筋力低下が生じ，ADLの低下をきたす場合がある．このようにADLが低下した症例では，感染症改善後にさらなるリハビリテーション治療の継続が必要となってくる．今回われわれは，異所性骨化を合併した重症COVID-19症例においてリハビリテーション治療と鎮痛剤および骨吸収抑制剤投与による薬物治療により屋内歩行が自立するまでに改善した1例を経験したので報告する．

　なお，本症例の報告にあたっては，患者本人へ説明を行い書面で同意を得ている．

JARM NEWS【Topics】

創立60周年企画—10年前を振り返り，未来に提言その2 広報委員会 61巻3号 , 2024年3月 , pp.223-227

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　日本リハビリテーション医学会は，2023年度に創立60周年を迎えました．そこで10年前の2013年に制作した『日本リハビリテーション医学会50周年記念誌』にご寄稿された先生を中心に，10年後の今，あらためて読み返した感想や，今後の医学会への夢や展望・要望などについて，そして，2月号に続いて今回は，5人の副理事長にお話をうかがいました．『日本リハビリテーション医学会50周年記念誌』は，現在も医学会ホームページで全ページを読むことができますので，ぜひご覧ください．

　右QRコードからダウンロードできます．

JARM NEWS【REPORT】

第48回日本足の外科学会学術集会／第39回日本義肢装具学会学術大会佐浦　隆一 , 平野　哲 61巻3号 , 2024年3月 , pp.228

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　第48回日本足の外科学会学術集会は2023年10月26日（木）〜27日（金）にグランフロント大阪（大阪市）で，大阪医科薬科大学看護学部教授安田稔人先生が会長として主催されました．

　2022年に開講70周年を迎えた大阪医科薬科大学整形外科教室の歴史の中でも，足の外科の歴史は30年以上に及び，学術集会は木下光雄先生（第23回，1998年），奥田龍三先生（第36回，2011年）に次いで3回目の開催となりました．

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目次 61巻3号 , 2024年3月 , pp.146

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次号予告 61巻3号 , 2024年3月 , pp.229

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基本情報

The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
61巻3号
(2024年3月発行)

電子版ISSN：印刷版ISSN：1881-3526 日本リハビリテーション医学会

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第1位 TKAで良好な可動域を獲得するには中根邦雄 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 55巻 12号 pp. 1017-1025 (2018年12月18日) 日本リハビリテーション医学会
第2位脳画像からみえる評価と予後予測吉尾雅春 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 58巻 7号 pp. 771-779 (2021年7月18日) 日本リハビリテーション医学会
第3位 1 心不全の心臓リハビリテーションの現状と問題点牧田茂 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 57巻 12号 pp. 1118-1125 (2020年12月18日) 日本リハビリテーション医学会
第4位慢性腰痛に対する多面的リハビリテーションとその手法—「痛みの多層モデル」を踏まえた治療戦略松平浩 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 60巻 7号 pp. 605-614 (2023年7月18日) 日本リハビリテーション医学会
第5位 3 心不全の運動耐容能—末梢と中枢白石裕一,的場聖明,三上靖夫 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 59巻 1号 pp. 18-26 (2022年1月18日) 日本リハビリテーション医学会
第6位 1 簡便に運動耐容能を評価する濱崎伸明,神谷健太郎,松永篤彦 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 59巻 1号 pp. 4-11 (2022年1月18日) 日本リハビリテーション医学会
第7位 2 重症呼吸不全における人工呼吸器やECMO管理三好祐輔,瀬尾龍太郎 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 58巻 4号 pp. 357-361 (2021年4月18日) 日本リハビリテーション医学会
第8位 8 重複障害を有する心不全患者のリハビリテーション医療上月正博 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 57巻 12号 pp. 1162-1167 (2020年12月18日) 日本リハビリテーション医学会
第9位 2 頚部圧迫性脊髄症のリハビリテーションに必須の評価法と活用法佐藤紀,加藤真介 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 54巻 11号 pp. 829-834 (2017年11月17日) 日本リハビリテーション医学会
第10位神経可塑性を誘導するリハビリテーション治療藤原俊之 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 61巻 3号 pp. 203-208 (2024年3月18日) 日本リハビリテーション医学会

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