特集 大きく変貌したリハビリテーション医療―超高齢・重複障害に対する医療の切り札
各論:領域別のリハビリテーション医療
摂食嚥下障害のリハビリテーション医療
國枝 顕二郎
1,2
,
藤島 一郎
2
1岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野
2浜松市リハビリテーション病院リハビリテーション科
キーワード:
サルコペニア
,
摂食嚥下障害
,
栄養
,
運動
Keyword:
サルコペニア
,
摂食嚥下障害
,
栄養
,
運動
pp.705-710
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000823
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Headline
・高齢者が,急性疾患を契機に摂食嚥下障害をきたすことがある.原因検索をしても,その原因がはっきりしないとき,サルコペニアが関与している可能性がある.
・嚥下機能検査は,異常所見を確認するだけでは不十分である.姿勢や食形態の調整,嚥下手技などを用いて,いかに安全に食べられるかを探る「治療的視点」が重要である.
・サルコペニアの嚥下障害の治療においては,十分な栄養と運動が重要であるが,心理的・社会的フレイルへの対応も忘れてはならない.
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