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特集 職員教育—OJTについて考える
一人職場でのOJT—就労支援の現場より
On the job training for a therapist working alone at employment support office
扇 浩幸
1
Hiroyuki Ogi
1
1株式会社リニエR リニエワークステーション中野
pp.34-39
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203652
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Key Questions
Q1:一人職場で作業療法実践をどのように構築していくか?
Q2:一人職場での相談方法とは?
Q3:就労支援におけるOJTとは?
はじめに
On the job training(OJT)は,教育する側と教育される側の2者がいて初めて成り立つ概念である.タイトルに挙げた一人職場のOJTというと,OJTの概念と矛盾するのではないかとの指摘もあるだろう.しかし,現実には作業療法士が1人しかおらず日々悩み働いている職場は多くあると想像する.特に就労支援の現場は,まだまだ作業療法士が働いていること自体が少ない.筆者は弊社において,本事業所の開設からかかわり,現在は作業療法士3名と共に働いている.
本稿の目的を2つ挙げる.一つは,一人職場で仕組みづくりをどう学び,実践をしたのかを振り返ることで,どのように作業療法の実践につなげていくかを考える.もう一つは現在の弊所のOJTの取り組みを紹介する.
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