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特集 回復期リハビリテーション病棟の質—ICFに基づいた作業療法
回復期リハビリテーション病棟における参加に向けた作業療法
Occupational therapy for participation in Kaifukuki rehabilitation ward
秋山 尚也
1
,
藤島 一郎
1
Naoya Akiyama
1
,
Ichiro Fujishima
1
1浜松市リハビリテーション病院
pp.1241-1246
発行日 2018年11月15日
Published Date 2018/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201504
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Key Questions
Q1:回復期リハビリテーション病棟における「参加」とは?
Q2:「参加」に向けたOTの役割とは?
Q3:多職種連携環境調整のポイントは?
はじめに
近年,回復期リハビリテーションでは心身機能やADL能力の向上に加え,「活動・参加」に向けたアプローチが求められている.浜村1)は,これからのリハに求められるものとして,「高齢で障害があっても住み慣れた地域で納得できる活動ができるよう,地域ぐるみで支えていく体制づくりが必要である」と述べている.回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期リハ病棟)の作業療法においても,心身機能・ADL改善,在宅復帰支援にとどまらず,対象者のNeedsに合わせ残存能力を最大限に活かし,新たな「活動・参加」に向けて支援することが求められる.本稿では事例を踏まえ,回復期リハ病棟での「参加」に向けた作業療法について考察する.
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