特集 総合診療×脳梗塞
回復期から慢性期:リハビリテーションからその後年余にわたる慢性期管理
回復期リハビリテーション病棟とは?
関根 崚太
1
,
高橋 麻衣子
2
,
真崎 翔一
3
1東京北医療センター 総合診療科
2台東区立台東病院 総合診療科
3東京大学医学部附属病院 リハビリテーション科
pp.1374-1377
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2023110013
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はじめに
ここまで,脳梗塞の急性期におけるマネジメントについて述べてきた.読者の多くも, 急性期病棟や診療所などの場で,脳梗塞の初期診療にあたっていると思われる.「状態が 落ち着いたので,転院して重点的にリハビリテーション(以下,リハビリ)をしていきま しょう」このように患者に説明するが,その後実際どのようにして家に帰るか,社会復帰 しているか,その経過をみる機会は少ないのではないだろうか.しかし,患者にとっては リハビリ病院に転院してからこそが「はじまり」である.ここでは,回復期リハビリテー ション病棟(以下,回復期リハ病棟)について,当院での例を元に説明していく.
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