--------------------
編集後記
中村 春基
pp.196
発行日 2013年2月15日
Published Date 2013/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100054
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
週2回ぐらいの上京生活を続けていると,新幹線の車窓からの風景だけでも,今,どこを走っているのか瞬時にわかる.1年を通して見る富士山も四季折々の表情があり,冬のこの時期が一番の見頃である.往復8時間の移動時間の使い方も,その時々に違い,最近は昨年1年間の本誌を読みなおし,「気づき」,「感動」を覚え,あらためて執筆いただいた皆様に感謝するばかりである.
さて,今回の特集は「作業療法における作品づくりの意味」である.鷲田孝保氏の総論的内容に始まり,橋本浩三氏の老人保健施設での取り組み,上田章弘氏の認知症高齢者における作品づくりの意味,畑田早苗氏の創造的な活動を通した精神障害のある方への支援,龍門美保子氏らの重度心身障害児施設でのグループ活動から「作業療法における作品づくりの意味」,小若尚子氏の重度の心身障害がある子どもとの絵画活動「すずちゃんと幸せの青い鳥」,そして,特集コラム,田中由紀子・すずな氏の「青い鳥の絵がくれたもの」,高畑進一氏の「作品づくりによる患者さんの変化」まで一気に読んでしまった.
Copyright © 2013, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.