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編集後記
中村 春基
pp.360
発行日 2017年4月15日
Published Date 2017/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200895
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国は「地域包括ケアシステム」において,自助,互助,共助,公助を組み合わせた,地域の実情に合わせたケアのあり方を示し,そのための種々の施策が打ち出されている.本特集はその動きを先取りしている.
二神氏の「新しい介護予防・日常生活支援総合事業における作業療法士の役割」は,関連通知の解説,先行事例からの知見に基づく,役割,組織等がまとめてあり,都道府県士会,施設,個人での対応の参考となろう.籾井氏は「今知っておきたい介護予防ケアマネジメント」のテーマで,自立支援の考え方,各事業とマネジメントに求められる内容をコンパクトにまとめている.岩佐氏は訪問型サービスC,通所型サービスCの取り組みについて士会の事業を通して,また谷川氏は福井県あわら市でのこれまでの実践を通して,OTの役割について言及し,安本氏は岡山県津山市における介護予防事業のこれまでの経緯と効果について,まちづくりという視点を踏まえながら紹介している.
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