連載 Clinician Update
ホスピタリストが押さえておくべき20論文をセレクト
官澤 洋平
1
,
石丸 直人
1
1愛仁会明石医療センター 総合内科
pp.184-191
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900660
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1.Laparoscopic cholecystectomy versus percutaneous catheter drainage for acute cholecystitis in high risk patients(CHOCOLATE):multicentre randomised clinical trial. BMJ 2018;363:k3965. PMID:30297544
[研究デザイン]
多施設オープンラベル無作為化並行群間対照優越性試験
[背景・目的]
高リスクの急性胆石性胆囊炎において,腹腔鏡下胆囊摘出術が経皮的胆囊ドレナージ術(PTGBD)と比較して合併症,死亡を有意に減少するか評価する。
[対象]
東京ガイドラインに基づいて診断された18歳以上の胆石性胆囊炎の患者(オランダの11病院,2011年2月〜2016年1月:早期に終了)
[介入・方法]
基準を満たす患者を病院ごとに層別化し,LC群(腹腔鏡下胆囊摘出術を施行)とPC群(PTGBDを施行)に無作為に割り付けた(隠蔽化あり,患者-検者非盲検)。
[プライマリアウトカム]
1年以内の死亡率と次の重大な合併症:1か月以内の感染症と心臓・呼吸器系合併症,1年以内の再介入の必要性(急性胆囊炎と関連した手術,放射線治療,内視鏡治療),1年以内の胆道系疾患の再発(ITT解析)
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