連載 JHospitalist Network
第10回JHNセミナー開催報告—内科医として知っておきたい がん患者を診るうえでの必須知識2019
近藤 猛
1
,
黒田 真里奈
2
,
野﨑 博司
3
1名古屋大学医学部附属病院 総合診療科
2三重県立志摩病院 内科
3豊田地域医療センター 総合診療科
pp.174-179
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900657
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2019年3月2日,名古屋大学医学部附属病院で悪性腫瘍をテーマに第10回JHNセミナーを開催しました。当日は全国から87名にご参加いただきました。プログラム前半は,腫瘍内科の先生方による特別講演および招聘レクチャー,後半は当院での症例をベースとしたワークショップ3本立ての構成といたしました。
腫瘍内科の先生方による講演では,内科医としての心構えから始まり,がん患者さんとどうかかわるべきかといった基本的な理念,免疫チェックポイント阻害薬やその副作用といったがん治療の最前線,非専門の内科医ががん患者さんの診療にあたるときの具体的な注意点など,がん患者さんとのかかわりのなかで必要なことを幅広く学びました。その後のワークショップでは,参加者は3つのグループに分かれ,当院での症例をベースとして,がん患者さんの診療にあたるなかで起こる具体的な問題について,グループ内で話し合いながら進行しました。プログラム前半で学んだことをふまえ,追加知識についてのレクチャーも受けながら,それぞれの参加者の現場でどう活かしていくのかについて話し合いました。
昼から始まり夕方まで,悪性腫瘍について濃厚に学ぶことができた半日となりました。
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