症例検討 肺高血圧症患者の麻酔
肺動脈性肺高血圧症患者の麻酔管理―ケタミンを活用した導入で血圧を安定させる
丹羽 英智
1
Hidetomo NIWA
1
1弘前大学大学院医学研究科 麻酔科学講座
pp.466-470
発行日 2014年5月1日
Published Date 2014/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101102126
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症例
33歳の女性。身長160cm,体重49kg。子宮筋腫に対して子宮筋腫核出術が予定された。2年ほど前から,労作時呼吸困難,動悸などがあり,肺動脈性肺高血圧症pulmonary artery hypertension(PAH)と診断された。安静時の肺動脈圧は45/22mmHgであった。不正性器出血があり受診した。現在のヘモグロビン値は10.5g/dLである。ベラプロストとシルデナフィルを服用している。
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