症例検討 肺高血圧症患者の麻酔
肺循環系の特徴と肺高血圧症―遺伝的・環境的要因によりマルチヒットに発症治療薬も開発が進む
木村 舞
1
,
田村 雄一
1
,
福田 恵一
1
Mai KIMURA
1
,
Yuichi TAMURA
1
,
Keiichi FUKUDA
1
1慶應義塾大学医学部 循環器内科
pp.460-464
発行日 2014年5月1日
Published Date 2014/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101102125
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原発性肺高血圧症〔現在の特発性肺動脈性肺高血圧症idiopathic pulmonary arterial hypertension(IPAH)〕は,長らく原因不明の予後不良な疾患であったが,病態が解明されるに従って治療薬の開発も進み,肺高血圧症患者の予後と生活の質(QOL)は,以前に比較して改善してきている。
本稿では,肺循環の生理,肺高血圧症の病態,およびその治療薬について概説する。
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