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次号予告・編集後記
小池
,
栗原
pp.300
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200914
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企画の打ち合わせでは、栗原とともに小澤先生のクリニックへ伺いました。滞在したのはほんの一時ですが、そのわずかな間にも、小澤先生やスタッフの方々が患者・利用者へ細やかな目配りをしていると感じさせる場面に出会いました。「死を前にした人にあなたは何ができますか?」。小澤先生が援助者に向ける問いは直球ですし、必要な援助の解説もじつにシンプルです。ただ、それが単なる「極論」なのではなく、実践を積み重ね、研ぎ澄ませていった先にある言葉であったのだ実感できました。…小池
特集座談会の収録では、患者役になって即興で小澤先生とロールプレイをさせていただくという、たいへん光栄ながらも冷や汗ものの体験をしました。感情が高ぶり言葉に詰まってしまうことが多々ありましたが、自分の言葉をゆっくりと反復してもらったり、次の言葉が出てくるまで沈黙してじっと待っていてもらえたりすると、「この人には何を話しても受け止めてもらえる」という感覚が自然と生まれてきました。援助的コミュニケーションの“反復”と“沈黙”の効果を体感できたこと、とても貴重な経験でした。…栗原
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