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次号予告・編集後記
栗原
,
小池
pp.804
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200804
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共働き家庭なら必ず(?)問題になる家事分担。わが家でもしばしばケンカの火種になっていました。そこで挑戦してみたのが「家事の見える化」。それぞれ自分がやっている家事を項目ごとに書き出し、タイミングや必要時間を追記する……とやっていくうちに、いつのまにかケンカは終了。というのも、相手がやっていることが見えてきて、自分がやっていることを伝えられただけで、なんだかすっきりしたのです。結果よりプロセスから学ぶことが多いというのは、こういうことなのだと実感しました。結局、分担は何も変わっておらず、不満がないわけではないですが、ゆっくり最適解を探していけばいいやという気持ちになっています。…栗原
巻頭「認知行動療法」企画、悩みの根っこが明らかになるプロセスに唸ってしまう面白さがありました。相談者・安田さんから後日談のメールも。「平穏な日が来た(パチパチ)。とはいかず………さらに強力な患者さんと格闘してます。でも、キーッと声に出ることはなくなりました」とのことで、手応えを感じているよう。なお、メールに「患者さんを見ていなかった」と反省しているとも綴られていたのですが、それが優先できなかったほどにストレス状況下にあったのかもしれません。いずれにせよ、現場で働く人の心身が健やかな状態になければ、いいケアも生まれないように思うのです。さて、次号も同様の思いに端を発した、問題提起型の特集です。…小池
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