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次号予告・編集後記
栗原
,
小池
pp.732
発行日 2017年9月15日
Published Date 2017/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200786
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およそ1年間の産育休をいただき、編集室に戻ってまいりました。初めてのお産は想像を超えることばかり、育児も戸惑うことばかりですが、なんとか親として1歳を迎えられそうです。おぼつかない足取りながら、娘とともに育っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。子どもの成長を感じる瞬間は多々ありますが、なかでも大きな変化があったのが離乳食を始めたときでした。母乳やミルク以外のものを口から食べる、しかも咀嚼して食べるということで、顔つきが変わって、意思のありかが感じられるようになったのです。「食べる」ということは人間の本質に関わっている……もしくは、食いしん坊が遺伝しただけでしょうか?…栗原
人生最期の食事には何を食べたいか。そんな話を一度はしたことがあるのでは。老衰で亡くなった義理の祖母は、最期まで口から食べることができていたのだそう。好物だったのが、中トロとうなぎの蒲焼き。それらを望み、ひと口ずつ食べ、翌日に亡くなった……のだとか。すごい。そんな「食」のエピソードには、経過を詳らかに知らずとも、ご本人にとって、またその周囲の人々にとっても充実したものだった様子がにじんでいます。さて、最初の問い。自分だったらと考えてみているのですが、最期と思うと決めきれず。うーん。…小池
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