ケースレポート
意識レベル200からの回復―救急病棟,脳外科病棟,産科・小児科病棟の看護の連携により,継続的な母子接触が回復の一助となった事例
渋谷 実千代
1
,
西ヶ谷 悦子
1
,
長江 晶代
1
,
中庭 路華
1
1神奈川県立足柄上病院
pp.856-859
発行日 2003年10月1日
Published Date 2003/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100610
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はじめに
当院産科・小児科病棟では日ごろから,出産後より早期母子接触ができるように看護援助を行なっている。この度,妊娠33週で脳出血を発症し,意識レベル200~300で出産,直後に開頭血腫除去手術を行なった母親と1500gで出生した早産未熟児に関わることができた。医学的理由による母子分離を最小限にとどめ,救急病棟,脳外科リハビリ病棟,産科・小児科病棟の連携により術後1日目の早期から母子の継続的な接触を実践した結果が回復の一助となった事例を報告する。
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