特集 国際看護教育草津セミナー
—第2セッション—看護制度・看護研究
正田 美智子
1
,
寺田 眞廣
1
,
神田 清子
1
1群馬大学医療技術短期大学部
pp.208-214
発行日 1987年4月25日
Published Date 1987/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908366
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はじめに
わが国が近代国家に脱皮したのは約120年前のことである.以来,教育や科学はめざましい発展をとげ,医学も先進諸国と比肩するまでに至った.しかし,看護婦の養成や制度化は立ち遅れ,その地位が確立されたのは,ようやく第2次世界大戦後,保健婦助産婦看護婦法が制定されてからである.
看護研究もその必要性は認められながらも,他専門分野に比べ弱体である.看護制度と看護研究は相対的な関係にあるといえるからであろう.
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