特集 模擬患者(SP)参加の看護教育
交流セッションを終えて―これからの展望
横井 郁子
1
1東京都立保健科学大学保健科学部
pp.845-846
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100492
- 有料閲覧
- 文献概要
「実践能力の向上」「高度専門職業人の養成」などという言葉が,大学内にこだまする。一方で,医療現場でのインシデントレポートに「なぜこんなことが!? どうした看護職!?」と唸ってしまう事実を知らされる。
実践の場での看護師1人ひとりの困惑,一般の方々からの不信・不安の声を耳にするたび,養成機関での教育内容をも問われていると痛切に感じる。自身が行っている教育の内容・方法・評価の見直し,そして改革が重くのしかかってくる。そのような中での一策としてSPやOSCEにかかわっている者が集まり,できたのがこの「看護教育SP・OSCE研究会」だと理解している。
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.