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看護婦イメージの研究
石塚 百合子
1
,
木村 泰子
2
,
白佐 俊憲
3
,
水谷 一郎
3
1北海道大学医療技術短期大学部看護学科
2北海道女子短期大学保健体育学科
3北海道女子短期大学初等教育学科
pp.446-453
発行日 1982年7月25日
Published Date 1982/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907698
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はじめに
看護の独自性・科学性ということがうんぬんされ,研究の重要性が強調されるようになったのは,決して最近のことではない.事実,多くの研究報告が毎年なされ,貴重な知見が提供されてきた.しかし,看護の分野において,研究成果の積み重ねが十分でなく,また実証性・客観性・論理性に欠ける報告も少なくないなど,問題もないわけではない.筆者らが携わっている看護教育においても例外ではない.
今日,看護教育の現場では,経済的に(人的・物的にも)非常に限られた範囲内で看護婦を養成していかなければならないという現実的な要請がある.この事態に対しては,いかに効率的に看護学生を教育していくかが問われることになる.そこには,印象や経験を超えた,科学的方法による学生理解と密度の高い教育内容が,前提として求められる.しかし,人間性を二の次にした教育実践であってはならない.
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