看護婦の身だしなみに関する研究

　看護婦に直接関係あると思われる13項目の身だしなみ（「髪の色」「髪型」「髪をとめるピン・ゴム・リボン」「カラーコンタクトレンズ」「ピアス」「化粧」「香水」「ネックレス」「指輪」「マニキュア」「爪の長さ」「ストッキングの色」「靴下の色」）を想定し，学生，教員，看護婦（士），患者を対象にアンケート調査を行なった。

　化粧を除く12項目に対する評価は，加齢に伴い厳しくなる傾向が認められ，化粧に関しては教員を除く3群では，若い人ほど「自由でよい」の割合が多く，看護婦（士）と患者は加齢とともに「したほうがよい」が増え，患者では「素顔がよい」の割合も増加した。アンケート全体へのコメント中のキーワードは，「清潔」や患者への危害に関するものが多かった。