研究・調査・実践
外来における看護婦配置に関する研究
菅田 勝也
1
,
高橋 美智
1
,
藤枝 知子
2
1東京医科歯科大学医学部附属病院看護部
2東京女子医科大学病院看護部
pp.55-61
発行日 1992年1月15日
Published Date 1992/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901866
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はじめに
平成元年医療施設調査・病院報告によれば,平成元年の病院の1日平均外来患者数は1,976,972人で前年に比べて73,036人(3.8%)増加していた1).入院期間の短縮化による継続的治療を要す患者の増加,指導援助の必要な慢性疾患患者の増加,在宅ケア推進など外来ニーズは今後も増加すると予想されている.こうした状況を反映して最近,外来看護問題はしばしば話題にされるようになってきた.職能団体である看護協会も,外来看護料の設定を国に対して働きかけている2).
我々は,外来看護の実態,特に看護職の配置状況と看護業務内容を明らかにする目的で,調査を行なった.調査内容は多岐にわたるものであったが,ここでは外来患者数と職員配置に関する部分を中心に分析し考察したものを報告する.
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