1年生の看護能力に関する調査・3
基礎臨床実習を考える
河本 令子
1
,
西山 久美子
1
,
谷川 美保子
1
,
前田 恵子
1
1長崎大学医学部付属看護学校
pp.228-231
発行日 1978年4月25日
Published Date 1978/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907202
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はじめに
基礎臨床実習の考え方については,対象の理解の実習,看護技術の習得,あるいは症状に対する看護を学ばせるなど,さまざまな方法がとられているが,本校においては,当初より患者を総合的にとらえ,看護過程にそって実習させる,受け持ち患者中心の看護の実習を計画している.
基礎臨床実習の段階から,1人の患者を受け持って看護を計画・実施させる方法は,疾患についての理解が不十分な時点では,疾病状況や治療方針を合わせて考えることができない,最初から患者を総合的にとらえることは能力的に無理がある,看護技術習得が少ない,などが指摘されている.
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