調査・研究
看護教員による情報科学概論授業の試み
關戸 啓子
1
,
酒井 恒美
1
1川崎医療短期大学第一看護科
pp.458-462
発行日 1994年6月25日
Published Date 1994/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900861
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はじめに
コンピュータ社会と言われる今日,看護過程にコンピュータを利用する試みがいくつかの病院で行なわれ,その実践報告を目にする機会が多くなった.社会の要請から考えても,看護教育にコンピュータに関する授業を取り入れていく必要性を強く感ずる.
1984年に渋谷らが全国の看護系学校を対象に行なった調査報告によると,回答校の内,約5%(20校)がコンピュータに関する授業を導入していた1).1988年に中野らが同様に全国の看護系学校を対象に行なった調査報告によると,情報処理教育を行なっている学校は16.6%(81校)であった2).その後,高度情報化社会を背景として,コンピュータに関する授業を導入している学校は,さらに増えていると思われる.
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