看護教育研究
看護専門学校教員の授業評価活動の実態と教員特性
遠藤 由美子
1,2
1東京都健康局医療政策部
2前都立南多摩看護専門学校
pp.545-551
発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100428
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はじめに
専修学校設置基準の一部改正(平成14年4月1日施行)により,「専修学校は,適切な項目を設定し適当な体制を整えて,教育活動等の状況について自ら点検及び評価を行い,その結果を公表するよう努めなければならないものとするとともに,点検及び評価の結果について,当該専修学校の職員以外の者による検証を行なうよう努めなければならない(第1条の2)」1)と専修学校の自己点検・評価について努力義務が課せられた。その教育活動の一環として,教員が自らの授業を自己評価していくことは非常に重要である。
「看護系大学・短期大学における自己点検・評価の実態に関する研究―教員の授業評価活動の質に焦点を当てて」として,看護系大学・短期大学における授業評価活動の実態と教員特性を明らかにした研究が報告されている2)。しかし,看護専門学校の教員を対象とした授業評価活動の研究はされていない。そこで,今回,看護専門学校の教員の授業評価活動の実態を把握し改善点を明らかにすることにより,授業の質向上につながる手立てとしたいと考えた。
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