特集 効果的な授業を探る
講義における発問の検討―基礎看護技術「観察」を題材として
日下部 浩子
1
,
清水 恵子
2
,
雨宮 とく代
3
,
松本 幸枝
4
,
伊藤 兼子
5
,
宇佐美 千恵子
6
1東京都立豊島看護専門学校
2自衛隊中央病院高等看護学院
3東京都立青梅看護専門学校
4東京大学医学部附属看護学校
5博慈会高等看護学院
6東京都立医療技術短期大学
pp.756-762
発行日 1993年10月25日
Published Date 1993/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900675
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看護学校での学習は,原理・原則にのっとった上で,対象に応じた援助ができるような判断能力や応用能力を身につけることが求められている.つまり,自分で物事を考えていけるような能力の形成をめざした教育といえる.
授業の形態として最も多く用いられる講義は,膨大な知識や情報を整理し,体系的に伝えることができるという点では効果的な教授方法である.しかし,学生は受動的な立場におかれることが多い.従って,能動的に授業に参加できるような,教授方法の工夫をする必要がある.
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