調査・研究
事故防止に関する授業の展開―私の授業体験を中心として
木村 美智子
1
1日本赤十字愛知女子短期大学
pp.132-137
発行日 1993年2月25日
Published Date 1993/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900534
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近年の医療技術の発展,疾病の多様化や患者の高齢化などに伴って,医療・看護の現場はきわめて複雑化し,医療事故が起こる危険はますます高まる現況にある.このような状況下で,看護婦は患者に対して責任の一端を担っているが,現実にさまざまな看護事故が発生している.一般に看護事故のほとんどは基礎的なミスによるものであり,看護の原則が理解され,まもられるならば,その発生を防ぐことができる場合が多いと考えられる.
事故を予防するために,臨床ではいろいろな対策が立てられ努力されているが,同時に看護婦の社会的責任が問われる今日,看護教育においても,とりあげ,重視すべき問題であろう.
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