特別記事
学生に伝えたい、なぜリフレクションなのか―1年次での「省察的実践法」の実践
上原 奈々
1
1香里ヶ丘看護専門学校
pp.480-485
発行日 2023年8月25日
Published Date 2023/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663202128
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「リフレクション」という言葉が看護教育で一般的となり、意識的に行われるようになったのはいつ頃だろう。上田らによると「日本の看護学領域におけるリフレクション研究は、2000年頃より、リフレクションを活用した大学での教授方法の実践例などが報告されはじめ、看護教員や看護学生を対象とした研究が多くなされてきた」1)とある。
当時、臨地実習指導者として筆者もカンファレンスの場では振り返り(リフレクション)を行うことが重要であると感じていた。そして、カンファレンスをとおして学生は「何がよくなかったのか」を振り返り、自分の知識不足を自覚することで学習を深め、明日からの行動変容に活かすことが大切だと信じていた。
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