特別記事
訪問看護と介護の「省察的実践家」を育てる―在宅現場でこそリフレクションを
鶴岡 浩樹
1
1日本社会事業大学大学大学院福祉マネジメント研究科
pp.736-742
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102892
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在宅介護の現場では、さまざまな局面に遭遇する。学校で学んだことが通用しない。先輩や専門家に相談してもわからない。教科書や専門誌を読んでも解決できない。実践家なら誰でも思い当たる事例があるはずだ。
現場では、複雑な事柄が絡み合う。病気やADLだけならまだしも、生活状況、家族関係、家の構造、エビデンス、ナラティブ、社会資源、他職種との関係、経済状況など、考慮すべきことがあまりに多すぎる。モヤモヤしたまま、見過ごしてはいないだろうか*1。
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