特集 実習記録再考
―省察的実践としての実習記録 4―教えることを学ぶ 省察的実践者としての看護教員
前川 幸子
1
1甲南女子大学看護リハビリテーション学部看護学科基盤実践看護学・看護教育学
pp.312-314
発行日 2023年6月25日
Published Date 2023/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663202098
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実習記録が導く学生の体験
これまで、学生の学修進度に沿う形で、実習記録をとおした学生の学びと、それをふまえながら学生が省察的実践者へと歩み始める姿を見てきた。学生が省察的実践者としての看護職者に育つには、教員がその架け橋となる必要がある。
そのためには、教員自身が省察的実践者として教育を実践していくことが求められる。本稿では、教員の省察的実践について考えるにあたり、実習記録を客体化することなく、学生の実習体験の延長線上に位置するものとしてとらえている。
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