特集 実習記録再考
―省察的実践としての実習記録 2―相談を契機とした、教員の協働的な振り返り
田畑 愛実
1
,
脇坂 豊美
1
,
板垣 紀子
1
,
岡本 朋子
1
,
大橋 由紀子
1
,
前川 幸子
1
1甲南女子大学看護リハビリテーション学部看護学科基盤実践看護学
pp.302-307
発行日 2023年6月25日
Published Date 2023/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663202096
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本稿では、学生が初めて患者を援助する基盤実践看護学実習Ⅱ(2年次)での、実習記録をとおした学生と教員(田畑)のかかわりを紹介したい。
基盤実践看護学実習Ⅱは、1年次の基盤実践看護学実習Ⅰをふまえた2週間の実習である。生活者である患者が健康を取り戻し、よりよく生きられるために必要な看護を思考し、実施・評価するプロセスの体験をとおして、看護の意味について考えを深めることを目指す。そのための学習材として、患者の状態を把握するための「フェイスシート」や「生活者像」、その人に必要な援助を見出すための「看護計画用紙」や「ケアプラン評価用紙」など複数の記録用紙を設けている。
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