特集 看護過程再考
「看護実践を学ぶ」ということ─実習における学生の経験を通して
前川 幸子
1
1甲南女子大学看護リハビリテーション学部
pp.610-615
発行日 2015年7月25日
Published Date 2015/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200260
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看護学生(以下,学生)が,臨床現場で患者を援助するために先立って学ぶ科目の1つに,「看護過程」がある。学生は,看護実践の方法である「看護過程」を机上で学び,それを基盤に看護学実習で看護を実践していく。この学びの過程,すなわち看護実践の方法の学びを,学生はどのように経験しているのだろうか。本稿は,その問いをもとに,学生がアクチュアルな現場で「看護実践」を学ぶための臨床教育を射程に,「看護過程」を教えることについて,一筋の光を見出すことを試みるものである。
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