連載 活動性を高める授業づくり・協同学習のすすめ・2
協同による授業づくりの準備
安永 悟
1
1久留米大学文学部
pp.405-411
発行日 2010年5月25日
Published Date 2010/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101464
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本連載の目的は,協同による活動性の高い授業づくりを通して,学生の変化・成長を実現することです。そのために,一人でも多くの先生方に,学生同士が学び合う授業の素晴らしさを知っていただき,実践していただくことを願っています。
しかし,これまで慣れ親しんできた講義中心の授業を一挙に変えることには大きな不安を覚えられるでしょう。学び合いを導入して本当に成果が上がるのか,必要な授業内容をすべてカバーできるのか,記憶中心の基礎科目には向かないのではないか,受験対策には無理ではないか,など多くの疑問が去来することでしょう。なかには,学び合いを授業に導入したが上手くいかず,従前の講義中心の授業に戻られた方もいらっしゃるかもしれません。
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