特集 あらためて協同学習を理解する
協同学習を理解すれば、みなアクティブに学べる
安永 悟
1
1久留米大学文学部
pp.510-516
発行日 2019年7月25日
Published Date 2019/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201272
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本誌「看護教育」と筆者との出会いは、連載「活動性を高める授業づくり」を始めた2010年4月にさかのぼる。1年にわたるこの連載は、本誌に協同学習が本格的に取り上げられた最初の企画であった。幸いにして一定の評価を得ることができ、同じタイトルで2012年に単行本として出版することができた。その後も、本誌では協同学習に関連する企画が幾度か組まれ、筆者も寄稿の機会を得た。
これら一連の企画をとおして、本誌が看護教育における協同学習の普及に果たした役割は大きい。実際、本誌の企画に呼応するかのように、日本協同教育学会が開催する全国大会やワークショップに参加する看護教員が増えてきた。筆者が主催している「授業づくり研究会」や「協同教育フェスタ」にも、この5年ほどの間に看護教員の参加が急増し、参加者の半数近くが看護教員で占められることもある。
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