特集 カリキュラム改正手続きをスムーズに行う―看護教育の質向上をめざして
第2部 新しく構築された専門分野と統合分野への提言
統合分野における「看護の統合と実践」―具体的な構築
池西 静江
1
1京都中央看護保健専門学校
pp.39-43
発行日 2008年1月25日
Published Date 2008/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100843
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主体的な学びをすすめる「看護の統合と実践」
本稿では,前述したねらい・考え方をふまえ,まだ,検討を要する段階ではあるが,本校(統合カリキュラム実施校)の統合分野における「看護の統合と実践」についての構築(案)を,筆者の考えを加えて,看護師3年課程に置き換えて提示したい(表1)。
最近の学生をみていると,自分の判断なしに,言われたことを言われたようにする学生が多くなっていると感じる。考えて行動する,自分の判断で行う,という能力がとみに低下しているように思う。それだけに看護学教育において,統合分野は重要な意味をもつものである。
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