特集 カリキュラム改正に対応した教育方法・2
統合分野:災害看護の視点と内容
三妙 律子
1
1東京都立広尾看護専門学校
pp.314-317
発行日 2009年4月25日
Published Date 2009/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101176
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改正の趣旨
教育課程の改正の主旨は,「看護を取り巻く環境の変化に伴い,より重要性が増していると考えられる教育内容の充実を図り,看護実践能力を強化する」ことであり,履修単位を93単位から97単位へと増え,そして,カリキュラムの構成も,基礎分野,専門基礎分野,専門分野I,専門分野II,統合分野となった。新設の統合分野については,「看護師等養成所の運営に関する指導要領」において,別表3「看護の統合と実践」4単位の留意点として,「災害直後から支援できる看護の基礎的知識について理解する内容とする」と記されている。そこで,東京都立看護専門学校では,「看護の統合と実践」の4単位のうち,災害看護として看護基礎教育に必要な内容を精選し1単位の科目として設定した。内容の精選にあたっては,既に当広尾看護専門学校で実施していた教育内容の評価を踏まえ再構築がなされた。
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