特集 カリキュラム改正に対応した教育方法・2
統合分野:医療安全教育のポイント
林 慶子
1
1東京都立青梅看護専門学校
pp.306-312
発行日 2009年4月25日
Published Date 2009/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101174
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看護の統合と実践の構築
■看護基礎教育の課題と対応
看護業務の複雑・多様化,医療安全に関する国民の意識の向上,看護学生の学力や生活能力の変化などに対応するために,カリキュラム改正が進められている。「看護基礎教育の充実に関する検討会報告書」では,次の点が課題として挙げられている。
(1)看護基礎教育で修得する看護技術と臨床現場で求められるものとのギャップ
①卒業時に1人でできる技術が少ない。
②就職すると複数患者の受け持ち,複数作業の同時進行,医療機器の確実な操作・管理を必要とする看護技術が求められる。
(2)学生の基本的な生活能力や常識,学力の変化,コミュニケーション能力の不足傾向
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