特集 カリキュラム改正手続きをスムーズに行う―看護教育の質向上をめざして
第2部 新しく構築された専門分野と統合分野への提言
新しい専門分野と統合分野―その構造・ねらい・考え方
池西 静江
1
1京都中央看護保健専門学校
pp.32-38
発行日 2008年1月25日
Published Date 2008/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100842
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専門分野ⅠとⅡ,および統合分野の構造
今回のカリキュラム改正は,抜本的なものではなく,現下の問題解決という視点で,特に,臨床実践能力を高めることをねらい,統合分野を新たに起こし,看護の統合と実践をその学習内容として示した点が特徴的であろう。
従来の専門分野は,基礎看護学,成人・老年・母性・小児・精神の各看護学,および在宅看護論の計7領域を並列にしたものだった。しかし,今回の改正は,専門分野Ⅰ(基礎看護学),専門分野Ⅱ(成人・老年・母性・小児・精神の各看護学)と,統合分野(在宅看護論,看護の統合と実践)の3つの分野にわけて,構造化した。
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