調査・研究
看護学校運営に対する教員の参加の実態とモラールに関する研究
内田 陽子
1
,
中西 睦子
2
1東群馬看護専門学校
2広島大学医学部保健学科
pp.286-293
発行日 1993年4月25日
Published Date 1993/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900563
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看護教育は現在,看護婦の量および質に関する社会的要請が高まる中で,専門学校から大学化への転換のきざしを見せながら,一方では依然として専門学校への依存も続いている.
看護教育機関の約88%1)を占める専門学校(以下,看護学校と略す)の運営状況は,経験的に見ても多様な設置主体のもとで様々な姿を呈している.それゆえ,看護学校が自らの機能を発揮していくためには,学校運営のあり方を絶えず検討していく必要がある.しかしながら,看護学校の運営に関する研究は少ない.唯一,核心に迫る岩内ら2-3)の研究では,看護学校は,基本的に外部の組織によってコントロールされるところが大きいという問題点を指摘している.
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