実践報告
在宅看護論の授業に海外研修を取り入れて
三浦 文子
1
,
八木 直子
1
,
小松 邦子
1
1船橋市立看護専門学校
pp.612-618
発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100325
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はじめに
本校では,魅力あるカリキュラムづくりの一環として,「在宅看護論」の中に海外研修を設定し,2005年度初めて実施した。全員参加の単位認定の授業である。海外研修の実現に至るまでには,準備を含め,行政側の市との調整もあり何年も月日を要した。今回ようやく実現でき,学生は在宅看護に関する興味関心を高め,看護を取り巻く諸事情に対する視野を広げることができた。
「在宅看護論」に位置づけた海外研修としては課題が残ったが,学生の学びの声を聞くにつけ,単位認定としての海外研修の設定に自信を得た。今後,課題を解決し,学生の学びが深まるような「在宅看護論」の内容とするため,次年度に向けて検討中である。
本稿では,どのような経緯で海外研修を実現するに至ったか,また現時点での課題を報告する。
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