特集 歩くこと,足元を確かなものに
訪問看護にフットマッサージを取り入れて
吉田 廣子
1,2
1板橋ロイヤル訪問看護ステーション
2ナードアロマテラピー協会
pp.472-474
発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100268
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アロマ・マッサージによるフットケア
板橋ロイヤル訪問看護ステーションは,ヘルパーステーションを併設し,医療依存度の高い看護とそうではない介護の重なりの部分を協働でケアすることを大切にしています。1人ひとりの病気をみるのではなく生活過程をアセスメントし,ケアプランにのせ,必要なケアを看護と介護で共有していく中で,さまざまな創意工夫を行なっていますが,その1つに,アロマ・マッサージを盛りこんだフットケアがあります。訪問の際の決められた看護・介護のほかに,足浴,爪切り,角質の手入れ,下肢全体のアロマ・マッサージ等のメニューが加わります。
当ステーションでは,皮膚感染や,ターミナル期の浮腫や疼痛コントロールが必要な場合,末梢の血行不良,血圧の不安定,排泄コントロール,褥瘡のある方から依頼があった時には病室にも出向きます。そしてサマリーの情報,在宅での看護の要望,全身のアセスメントを行ない,必要となればその場で,基材の説明をし,購入をお願いしています。
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