連載 保健活動の〈見直し〉から〈見通し〉へ・8
保健活動に参加する住民組織の捕え方—場の視点による三者関係モデルの提案とその適用
小山 修
1
,
衛藤 幹子
2
,
松田 正己
3
,
丸地 信弘
3
1日本総合愛育研究所
2伊藤病院
3東大医学部保健学科
pp.46-55
発行日 1984年1月10日
Published Date 1984/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206774
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はじめに
我々は,他分野の活動と比較して"保健活動は目に見えにくい"ということを口にすることがある。その意図として,保健活動はサービスを必要と感じている人々だけでなく,あまり関心のない人々をも対象としなければならず,このため,サービスを提供しても効果が表われるまでに時間がかかるからだといわれている。
本シリーズ1〜7)は,このような保健活動を,共有の視点に立って見える,ひとつのまとまりのある社会システムとして捕えることで,今日言われている,"保健活動の手づまり"を切り開く新しい視点を,読者に提案しようと企画されたものである。
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