連載 保健活動の〈見直し〉から〈見通し〉へ・4
保健・医療のあるべき姿を問い直す—活動のあるべき像(理念)を〈場の視点〉で確認する
衛藤 幹子
1
,
松田 正己
2
,
丸地 信弘
2
1伊藤病院
2東大医学部保健学科
pp.716-722
発行日 1983年8月10日
Published Date 1983/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206722
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PHC研究会は,〈活動の場〉1)に代表される《活動のあるべき像》との対応でものを見直す見方,即ち〈場的視点〉を提案し,保健・医療本来の姿を捕えようと考えている。そして,本誌2月号2)からその本質と意義を伝えることを目指し,シリーズを再開した。
第2回3)は,保健ワーカーの問題意識を〈健康問題〉と〈活動上の問題〉に区別し,〈場的視点〉は健康問題を入口に展開する〈活動上の問題〉に注目する見方だと位置づけた。第3回(前回)4)は,その手順を具体的に示すため,いわゆる事例研究を素材に取上げたが,それを通して活動を〈提供—受け手の相互作用〉として見る目を養った。
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