特別寄稿
日本看護協会が考える新しい看護制度,教育制度
井上 幸子
1
1日本看護協会
pp.39-44
発行日 1984年1月10日
Published Date 1984/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206772
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新しい時代に対応できる新しい看護制度を樹立しよう,そのために教育制度を改めて保健婦,助産婦,看護婦の免許を一本化しよう,という提案が日本看護協会からなされ,目下支部段階での検討が進められている。しかし"どうも改革の主旨がよくわからない"という声が本誌にも寄せられているので,協会の常任理事であり,かつ教育制度について造詣の深い井上常任理事に御登場願い,読者の疑問にこたえていただくことにした。制度の変革は大事業であり,慎重の上にも慎重でなければならないが,現在の看護制度が万全というわけでもないので,この機会に徹底的な検討が加えられることが望ましい。その上でもし新たな展望が開ければ,改革への歩みも国民的な支持を得ることができるであろう。読者各位からの積極的な賛否両論が寄せられ,検討が広範に深まることを期待して……
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