Japanese
English
紹介
包括的ポリオ検診の紹介—障害管理システムの運用
Introducing consultation for polio survivors meeting at the comprehensive: disability custom-made management system
村上 武史
1
,
財前 愛美
1
,
木村 公宣
1
,
森 里美
1
,
中津留 正剛
1
,
蜂須賀 明子
2
,
伊藤 英明
2
,
松嶋 康之
2
,
佐伯 覚
2
Takeshi Murakami
1
,
Manami Zaizen
1
,
Masanobu Kimura
1
,
Satomi Mori
1
,
Masataka Nakatsuru
1
,
Akiko Hachisuka
2
,
Hideaki Ito
2
,
Yasuyuki Matsushima
2
,
Satoru Saeki
2
1産業医科大学病院リハビリテーション部
2産業医科大学リハビリテーション医学講座
1Department of Rehabilitation, Hospital of the University of Occupational and Environmental Health
2Department of Rehabilitation Medicine, University of Occupational and Environmental Health
キーワード:
障害管理システム
,
ポリオ検診
,
ポストポリオ症候群
Keyword:
障害管理システム
,
ポリオ検診
,
ポストポリオ症候群
pp.875-879
発行日 2022年7月10日
Published Date 2022/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202564
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要旨 産業医科大学病院では,全国に先駆けて2001年よりポリオ罹患者を対象として,障害管理システムを柱としたポリオ検診を行っている.本検診は,リハビリテーション科医,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,義肢装具士,臨床検査技師で構成され,ポリオ罹患者の身体機能,日常生活動作,生活の質,就業状態などのポリオ罹患者が抱える問題点に対して,評価・指導・追跡・データ管理を一元化した障害管理システムであり,新たな障害の早期発見・予防を目的としている.しかし近年,ポリオ罹患者の高齢化に伴い転倒や疼痛(腰痛など)が問題となっており,検診項目の再考が必要である.一方,本邦では労働人口高齢化による就労能力低下などが課題であり,本システムは中高齢労働者への体力低下防止プログラムや高齢者における転倒や疼痛などの予防モデルに応用できる可能性がある.
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