Japanese
English
紹介
米国作業療法士免許取得への挑戦
Challenge for the Occupational Therapist Registered in the United States
竹内 佳子
1
Keiko Takeuchi
1
1星城大学リハビリテーション学部リハビリテーション学科作業療法学専攻
1Department of Rehabilitation and Care, Seijoh University
キーワード:
留学
,
米国
,
作業療法士免許
,
作業療法士養成修士課程
,
英語
Keyword:
留学
,
米国
,
作業療法士免許
,
作業療法士養成修士課程
,
英語
pp.881-884
発行日 2022年7月10日
Published Date 2022/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202566
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
要旨 筆者は,作業療法士11年の臨床経験のなかで自身の作業療法に行き詰まりを感じ,さらなる技術習得と知見を得るべく米国の作業療法士免許取得に挑戦した.日本の研究機関に所属せず,ごくありふれた病院で働く一臨床家が,何の人脈もなく単身渡米し,言葉の壁にぶつかり幾度となく失敗と挫折を経験しながらも作業療法士養成修士課程で作業療法の原点を学び直し,米国国家試験に合格し作業療法士免許を取得した.就労ビザ取得が困難であったため米国での臨床経験は叶わなかったが,米国作業療法士養成修士課程での教育および臨床実習は,対象者を包括的な視点で捉える作業療法の知見を広げられたとともに,語学力や人間的な成長も大きく価値のある経験をしたと実感している.世界へ飛び立ちたいと思いながらも日々悶々と臨床を行っている療法士の方たちにとって,本稿で紹介する筆者の経験が新しい一歩を踏み出す勇気となれば光栄である.
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.